本多上野介正純墓碑（横手市）

徳川幕府創業の重臣、本多上野介正純、正勝の父子は、二代将軍徳川秀忠暗殺謀反の企て（宇都宮釣天井）があると疑いを受け、元和8（1622）年、山形城主最上義俊の改易の際の城受け取りに派遣された際、突如改易を命じられ、由利本荘城へ転封を命じられましたが、これを固辞しました。そのため佐竹義宣に預けられ横手城代須田美濃守盛秀のもと横手に移り寛永元（1624）年、根岸の高台に居住しました。当初は佐竹氏の好意もあり手厚くもてなされましたがこれが幕府の知るところになり、
寛永3（1626）年には保護厳重になり、看守人をつけられ出入りを禁止されました。
寛永7（1630）年には、本多正勝は死去し（法名：傑叟院殿雄山英公大居士）、寛永14（1637）年、本多正純は死去しました。（法名：慧光院殿鐵顔宗智大居士）
「本多上野介正純終焉の地」の石碑と共に本多上野介正純、正勝の墓があります。

Photo Canon EOS 5D MarkⅡ
H24.7.14
住所: 秋田県横手市城南町