龍頭八重滝・龍頭が滝（雲南市・旧掛合町）

龍頭八重滝（りゅうずやえだき）は、島根県雲南市掛合町にある瀑布群で、松笠地区にある龍頭が滝と、その南東約5.5km 入間地区にある八重滝の総称で、日本の滝百選に選定されています。
龍頭が滝は雄滝と雌滝があります。雄滝は直下して40mの落差を誇り、「裏見の滝」とも呼ばれ、百畳と呼ばれる洞窟があり、滝観音が奉られています。滝の裏側には、滝観音が祀られている見事な岩窟があり、「裏見の滝」を眺めることもできます。
滝入口にそびえる樹齢400年余の大杉のトンネルも見事です。文豪・大町桂月が紀行に「出雲国中滝は龍頭が滝が一番なり。この滝、日光に待ち行くも十番以内にあるべし」と記しています。
また、宇治川の先陣において、佐々木四郎高綱が騎乗し先陣を切ったことで知られる名馬池月の伝説が残っています。
池月は幼いとき母を失いました。「龍頭が滝」の滝つぼに映る自分の姿を、母の姿と思い滝に飛び込み泳ぎがうまくなったといわれています。
（説明看板などより）

Photo Canon EOS 5D MarkⅡ
H24.9.21
住所: 島根県雲南市掛合町松笠