華蔵寺(西尾市・旧吉良町)
吉良上野介ゆかりの寺・華蔵寺
2006年03月11日
華蔵寺は、山号は片岡山、臨済宗妙心寺派の寺院です。
吉良上野介義央の曽祖父、吉良義定が吉良家を再興した際、新たに高家吉良家の菩提寺として江戸時代初期の慶長5(1600)年に創建されました。
吉良氏は、鎌倉時代に足利氏が三河守護吉良荘地頭を務め、この地に居住したことに由来します。
室町時代には足利将軍家の一族として幕政の中枢で活躍しました。
吉良義央は寛文8(1668)年、義冬が61歳で没したため、父の冥福追善のため田地を寄進し、翌寛文9(1669)年、京都の妙心寺から天英和尚を招請し、当寺の四世としました。
境内には吉良家墓所があり、吉良義安から義央の継嗣義周まで吉良家六代の墓があります。
吉良上野介は地元で名君として慕われていたとかで、線香が絶えません。
その他、小堀遠州流の枯山水庭園、義央公50歳の姿を刻んだものといわれ、自ら彩色を施したと伝えらている吉良上野介義央公木像、義央が元禄13(1700)年に鉄眼一切経を収めるために寄進した経蔵、伝池大雅作品群など様々な文化財を有しています。
俳人村上鬼城氏の句碑も残っています。
「お気の毒な吉良様 三百年もの間 世間では憎まされた あんなに名君でありながら....」
拝観自由
本堂は拝観料200円
H12.2.19
Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H27.12.27(写真差し替え)
住所: 愛知県西尾市吉良町大字岡山山王山58
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