若喜商店(喜多方市)
店舗とレンガ蔵は登録有形文化財・若喜商店
2013年02月12日
若喜商店の創業は宝暦5年(1755年)で、創業以来、醤油、味噌を造り続けています。初代が若松屋喜祖右衛門だったことから「若喜」の屋号がつきました。なお、喜祖右衛門は、隠居後に襲名する名前です。現在の当主は11代目。創業以来、醤油、味噌を造り続け、往時は大峠を越えて、山形市、福島市まで運んでいました。一時は十の蔵を持ち、(現在八棟)、蔵座敷、蔵座敷・倉庫蔵・道具蔵として残されています。昭和6(1931)年より酒類卸と小売店を設け、キリンビールの特約店になっています。
店舗は昭和6(1931)年に洋風の食料品店として造られました。
喜多方出身の本間嘉平氏(後に大成建設会長)が、東京工業大学の卒業制作として設計した建物です。戦前は店舗でモダンな食料品を販売していましたが、戦時中の統制で閉鎖となりました。戦後しばらくは富士銀行喜多方支店として使われました。現在のような店になったのは昭和30(1955)年以降のことです。2階には商工会議所がありました。
天井の漆喰が特徴的です。
奥のレンガ蔵は明治38(1905)年建築、三階建の建物は道具蔵で、二階建の建物は蔵座敷です。一階は全て縞柿という材木で作られています。
レンガ蔵は、中には入れませんがガラス越しに見学ができます。
店舗やレンガ蔵は国の登録有形文化財になっています。
Photo Canon EOS 5D MarkⅡ
H24.12.30
住所: 福島県喜多方市字三丁目4786
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