安慶名城(うるま市・旧具志川市)
安慶名大川按司によって築城された安慶名城
2013年03月31日
安慶名城は、14世紀の頃、伊波城主・伊波按司の三男とも五男とも伝えられる安慶名大川按司によって築城されたと伝えられ一名大川城とも呼称されています。
第3代目のころ、尚真王が各地の按司を首里に集め中央集権国家を造ろうとしていましたが、安慶名按司はこれに抵抗したために攻められて落城しました。
城跡は天願川畔の平地に屹立する琉球石灰岩の山全体を占め自然の断崖を巧みに利用して城壁とし、さらに山の柱腹部から野面積手法によって城壁を築き上げています。
中心部は山頂大地であり、これを泡護するように外郭をめぐらした輪郭式の構造をもっています。
内郭南側に開口する城門までは、東側下方から斜面に沿って石造りの階段がとりつけられていています。城門は自然の岩盤の裂け目を利用して、これを一部掘削し、さらに切石を組み合わせて、アーチ状に建造したものとなっています。
城門の間隔は約1.0mと比較的狭くしてあり、内部中央付近の上下両脇には扉をとりつけるための敷居・鴨居穴が見られます。
城内からは中国製の陶磁器やグスク時代の土器等が出土しています。
昭和47(1972)年5月15日、国の史跡に指定されています。
安慶名中央公園から登ります。東側の駐車場付近から登っていくことができます。
石門や、石垣、曲輪の跡などがよく残っています。
(説明板などより)
Photo SONY NEX-7
H25.3.20
住所: 沖縄県うるま市安慶名
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