首里城(那覇市)

首里城の創建年代は不明ですが、14世紀~15世紀初頭の三山時代は、中山国王の城でした。
1427年、首里城外苑に人工池・龍潭を掘るなどの整備がなされ、1428年には中山門が創建されました。
1429年、尚巴志が三山を統一し、琉球王朝が成立しました。
1453年、第一尚氏の尚金福王の死去後に発生した王位争い(志魯・布里の乱)で首里城は全焼し、1660年、1709年にも焼失し、その都度再建されました。
1768、1846年には正殿の大修理がなされました。
1879年に最後の国王尚泰が明治政府に明け渡すまで、琉球国王の居城として王国の政治・外交・文化の中心的役割を果たしていました。
明治時代、廃藩置県によって熊本鎮台沖縄分遣隊が兵所として使用しましたが、保存運動により昭和初期(1928年~1933年)に正殿の改修工事が行われ「沖縄神社拝殿」として国宝に指定されました。
太平洋戦争中の沖縄戦では日本軍が首里城の地下に陸軍第32軍総司令部に置いたこともあり、昭和20(1945)年5月25日から3日間、アメリカ軍艦ミシシッピなどから砲撃を受け、27日に焼失しました。
戦後は琉球大学が置かれましたが、昭和33(1958)年、守礼門が再建されました。
昭和47(1972)年5月15日、国の史跡に指定され、城の入口に当たる歓会門などが再建されました。昭和54(1979)年に琉球大学が首里城跡から移転すると再建が進み、平成4(1992)年11月2日に正殿を中心とする建築物群が再建され、首里城公園が開園しました。
平成12(2000)年12月に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されました。
平成18(2006)年4月6日、日本100名城に選定されています。
首里城公園
入館料金 大人800円、高校生600円、小中学生300円
開館時間 正殿・奉神門・南殿・番所・書院・鎖之間・北殿 (有料区域)
4月~ 6月 8:30~19:00 入館券販売締切18:30
7月~ 9月 8:30~20:00 入館券販売締切19:30
10月~11月 8:30~19:00 入館券販売締切18:30
12月~ 3月 8:30~18:00 入館券販売締切17:30
開館時間 歓会門、木曳門、久慶門 (無料区域)
4月~ 6月 8:00~19:30
7月~ 9月 8:00~20:30
10月~11月 8:00~19:30
12月~ 3月 8:00~18:30
休館日について
首里城公園施設の一部休館日: 7月の第1水曜日とその翌日
有料区域内施設(正殿、御庭、南殿・番所、書院・鎖之間、北殿)、首里杜館(レストラン、売店、地下駐車場を含む)
Photo Canon EOS 5D MarkⅡ
H25.3.22
住所: 沖縄県那覇市首里金城町1-2
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