受水・走水（南城市・旧玉城村）

受水・走水（うきんじゅ・はいんじゅ）は神名「ホリスマスカキ君ガ御水御イベ」といい沖縄の稲作発祥の地として伝えられています。
百名地区の海岸近くにあるふたつの泉で、西側の受水の下には御穂田（みーふだ）と呼ばれる田があり、東側の走水の下には親田（うぇーだ）と呼ばれる田があります。
「琉球国由来記」（1713年編）によれば昔、阿摩美久（アマミキヨ）がギライカナイ（海の彼方の理想国）から稲の種子を持ってきて玉城親田、高マシノシカマノ田に植え始めました。又、伝説によると昔、稲穂をくわえた鶴が暴風雨にあって新原村の「カラウカハ」という所に落ちて死にました。種子は発芽してアマミツによって受水走水の水田（御穂田）に移植されたといわれています。
この地は東御廻いの拝所として霊域になっていて、旧正月の初午の日には、田植えの行事「親田御願」が行われています。 （説明看板などより）

Photo SONY NEX-7
H25.3.22
住所: 沖縄県南城市玉城百名