旧水海道小学校本館(水戸市)
町人の寄付で建設された明治時代の校舎
2006年03月22日
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旧水海道小学校本館は、明治14(1881)年に建築された、いわゆる明治洋風建築の1つですが、とくに明治10年代における県下唯一の遺構として注目されています。
最初は水海道市(現在の常総市)横町の成就院跡に町民有志の寄付により、基金5千円をもって建てられました。
棟梁は水海道に住む羽田甚蔵であったと言われています。
その後大正10(1921)年同市栄町に移築されましたが、その際一応旧様式を伝えながら建物の規模形状など全面的に大改造を受けました。
昭和33(1958)年、明治初期の小学校建築の形態を保存しているので、茨城県文化財に指定されました。
昭和46(1971)年、当時の水海道市立水海道小学校から茨城県立歴史館に寄贈されました。そして、昭和48(1973)年、明治14(1881)年建立時の正面写真、平面見取図、各室の寸法書が残っていたのでそれをもとに創建時の姿に復元することができました。
昭和49(1974)年、茨城県立歴史館が開館し、旧水海道小学校本館も公開されるようになりました。昭和51(1976)年からは旧本館内部に展示室を設け、教育資料及び水海道小学校関係の資料も展示しています。
(現地説明板などより)
H11.2.19
Photo SONY NEX-7
H25.7.14
住所: 茨城県水戸市緑町2-1-15
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