三日月陣屋〔乃井野陣屋〕（佐用町・旧三日月町）

三日月藩（乃井野藩）の陣屋跡です。
三日月藩は、元禄10（1697）年宗家の美作国津山藩・森家の改易にともない、津山新田藩主・森長俊が同じ石高の1万5千石を与えられ立藩しました。三日月藩森氏は長俊の後、長記・俊春・俊韶・快温・長義・長篤・長国・俊滋と九代続いて明治に至っています。
陣屋は平成15（2003）年現存の物見櫓（移築されていたのを復元）を中心に中御門、長屋門などを復元したものです。三日月藩乃井野陣屋館として物見櫓の煉瓦、鎧甲、絵図、陣屋から出土した瓦・陶磁器などを展示しています。
整備された物見櫓は、三日月藩の乃井野陣屋で唯一現存する江戸時代の建築遺構で、現存する陣屋の物見櫓としては、全国的にも希少で大変貴重な建築遺構であると評価されています。
建物には土日祝祭日の9時から17時（入館は16時30分まで）しか中には入ることは出来ないので注意が必要です。

開館日　　土曜日・日曜日・祝日（年末年始は休館日）

開館時間　10:00〜16:00
入館料　　無料

※平成17（2005）年9月30日に三日月町は佐用町・上月町・南光町と合併し、佐用町となった。
Photo KonicaMinolta Dimage A2
H18.3.24
住所: 兵庫県佐用郡佐用町乃井野９６６