久学寺(加西市)
泉岳寺、花岳寺と並び浅野藩三がく寺・久学寺
2014年03月30日
久学寺は山号は河上山、曹洞宗の寺院です。
文安3年(1446)年性光禅師の開基と伝えられています。
赤穂城主浅野家の菩提寺として有名で、赤穂義士ゆかりの寺です。東京の泉岳寺、赤穂の花岳寺と並び浅野藩三がく寺ともいわれます。
正保2(1645)年、浅野内匠頭長直の国替えにより常陸笠間藩から播州赤穂5万3千石の城主となりました。
石高8928石の飛び地、加西郡三十三か村見聞の際には、久学寺に宿泊することもあり、住職の六世是天良扶和尚に深く帰依され、山林田畑12石を寄進、浅野家菩提寺となりました。
その後、赤穂花岳寺の再建に際し、中興開山として六世、七世の住職を招きました。
赤穂藩は長直の後、長友、長矩と続き、城代家老大石内蔵助良雄は八世碧峰和尚と昵懇でした。
元禄14(1701)年3月浅野内匠頭長矩が江戸殿中で刃傷事件を起こしたときも、大石内蔵助良雄は親交の深かったこの寺の住職と囲碁を楽しんでいて、悲報に仰天し、急いで赤穂に帰城したと伝えられています。
長矩や赤穂浪士の法名は久学寺九世海音和尚が授けた記録の過去帳が現在保存されています。
久学寺は江戸時代から明治にかけ、土砂災害などに遭遇することが度々ありましたが、その都度再建されました。
平成25(2013)年、本堂の改修工事が完成しました。
(現地説明板などより)
Photo SONY NEX-7
H26.3.21
住所: 兵庫県加西市上芥田町982
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