活津彦根神社(近江八幡市・旧安土町)
活津彦根命を祀る神社・活津彦根神社
2014年07月13日
活津彦根神社(いくつひこねじんじゃ)は、活津彦根命を祀る神社です。
創祀年代は不詳で、社伝によると豊浦庄の産土神の意味で正神大明神と称していました。
豊浦庄は、天平感宝元(749)年聖武天皇が奈良薬師寺に寄進したところで、中古に及び延暦寺、山王社(日吉神社)の勢力下に入りました。
社宝として永禄7(1564)年2月23日飯道寺善光坊法印行慎佐々木豊浦村山王大権現正神大明神の墨書の銘ある十一面観音像を蔵しています。
天正4(1576)年、安土城築城の際、活津彦根神社を参詣した織田信長は、城の安全と五穀豊穣を祈願したと伝えられています。
天正6(1578)年7月、六反七畝歩、屋根葺替料として葭地五町部を寄進しました。
天正10(1580)年安土城焼失の時、本社は無難であったが、宝庫は類焼し古書・宝物を焼失しました。
慶長15(1610)年8月杉田九郎兵衛の寄進の金燈寵銘文にも正神大明神と記されています。大阪夏の陣に井伊直孝が彦根神の御加護により大功をたて、35万石をもって封じられた際に当社に参詣し、城を彦根と名付け、分霊を勧請し彦根神社とし、彦根神を崇敬しました。
正徳3(1713)年6月に神祇管領卜部兼敬より正一位の宗源宣旨を受け、その宣旨には正一位活津彦根大明神と記されています。
現在の社殿は寛永3(1626)年氏子により桑実寺法印行賢を遷宮導師として造営したものです。
明治9(1876)年村社に列しています。、本殿は平成4(1992)年、桧皮葺から銅板葺に改められました。
平成26(2014)年の大河ドラマ「軍師官兵衛」第24回「帰ってきた軍師」の「官兵衛紀行」で紹介されました。
Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H26.7.12
住所: 滋賀県近江八幡市安土町下豊浦4272
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