清瀧寺徳源院(米原市・旧山東町)
佐々木京極氏の菩提寺・清瀧寺徳源院
2014年11月23日
清瀧寺徳源院は、山号は霊通山、天台宗の寺院です。
鎌倉時代から戦国時代にかけて北近江を支配した佐々木京極氏の菩提寺です。
京極家初代氏信が弘安6(1283)年創建し、寺号も氏信の法号の清瀧寺殿から称したものです。
第5代高氏(道誉)は、婆娑羅大名として「太平記」や「増鏡」により知られていますが、境内の桜は道誉が植えたもので道誉桜と呼ばれています。
江戸時代に京極氏は、若狭小浜、出雲松江、播磨龍野を経て第21代高和の代に讃岐丸亀に転封されましたが、その子第22代高豊が、寛文12(1672)年に領地の一部とこの地を交換して寺の復興を図り、三重塔を建立し、院号も高和の院号から徳源院と改称しました。この時、近隣に散在していた歴代の宝篋印塔をここに集め、順序を正して整備したものが、現在に伝えられている京極家の墓所です。
墓所は、境内の裏手の山裾に上下段に分かれていて、上段は向かって右より始祖氏信から第18代高吉に及ぶ歴代当主の墓18基が、下段には戦国時代に京極家を中興した第19代高次の墓が石廟の中に祀られており、それ以降の歴代当主や分家多度津藩の墓が14基配置されています。
庭園は池泉回遊式庭園で小堀遠州の作とも云われています。昭和34(1959)年の伊勢湾台風で水源の川が崩れ、水が入らなくなっており枯山水のようになってしまっていますが、紅葉が見事な庭園です。
拝観時間 9:00〜16:00
拝観料 300円
Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H26.11.18
住所: 滋賀県米原市清滝288
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