十禅律院（紀の川市・旧粉河町）

十禅律院は、天台宗安楽律院派の寺院です。
正暦元（990）年、石崇上人によって創建され、日吉山十禅師の勅を受け当地に庵を結び法水院と号しました。
その後、峯覚上人が当院に移住し、土中から長さ一尺二寸余の銅鐸一口を掘出、、この地に三間四面の堂舎を建立し、千手観音の霊像を安置し、粉河寺の塔頭として宝鐸山十禅院の名付けられました。
寛政6（1794）年、紀伊藩主徳川治宝の寄進を受け、寛政12（1800）年、沙弥覚雲が再建し、天台宗安楽律院の末寺となり、十禅律院として再建されました。
洗心庭は、和泉山脈の高峰成高山を借景とする枯山水式庭園です。徳川治宝が御用庭師をして築庭させたと伝えられています。

拝観料　200円（庭園等）

Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H27.4.4

住所: 和歌山県紀の川市粉河2849