明王院(大津市)
回峰行の道場として開創された明王院
2015年04月27日
明王院は、山号は北嶺山又は安曇山、天台宗の寺院です。
地名を冠して葛川明王院、又は息障明王院、、葛川息障明王院、葛川寺ともいわれます。
平安時代初期に、比叡山延暦寺で近江国浅井郡出身の僧相応が回峰行の道場として開きました。葛川の三の滝で祈念していたところ、飛瀑中に生身の不動明王を感得し、自ら刻んだ不動明王を安置したことに始まると伝えられています。
相応が始めた回峰行とは独特の行で、100日間、1日30km、夜中に比叡山中などを走るというものです。
中世の葛川は明王御領と呼ばれ、青蓮院及び無動寺の支配下に置かれていましたが、鎌倉時代以降、定住化した住人が政所の寄合を中心に惣寄合を強化し、行者講中の世話役の常喜、常満家が成立します。
葛川への参籠は鎌倉時代末期以降の様子が伝えられ、行者は6月の法華会と10月の法華会に7日間参籠し、その間に自ら参籠札に日付、名前、参籠回数を書くことになっていました。聖俗の隔たりなく多くの人々が参籠札を納めていて、足利義満、義尚、日野富子などの参籠札も伝えられています。
本堂、護摩堂、庵室、政所表門の他、石垣、石塀、石段を含む境内地9,500平米が重要文化財に指定されています。
拝観時間 9:00〜16:30
Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H27.4.18
住所: 滋賀県大津市葛川坊村町155
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