紀伊国一宮の神社で全国の丹生神社の総本社・丹生都比売神社
2016年04月24日
丹生都比売神社は、紀伊国一宮の神社です。全国にある丹生神社は、八十八社、丹生都比売大神を祀る神社は百八社、摂末社を入れると百八十社余を数え、丹生都比売神社はその総本社です。
創建の年代は不詳です。神功皇后の三韓征伐の際、爾保都比売命が国造の石坂比売命に憑いて神託し、赤土を授けて勝利が得られたため、「管川の藤代の峯」にこの神を祀ったといわれています。
空海が金剛峯寺を建立するにあたって丹生都比売神社が神領を寄進したと伝えられ、古くより高野山と深い関係にある神社です。丹生都比売大神の御子、高野御子大神は、密教の根本道場の地を求めていた弘法大師の前に、黒と白の犬を連れた狩人に化身して現れ、高野山へと導きました。弘法大師は、丹生都比売大神よりご神領である高野山を借受け、山上大伽藍に大神の御社を建て守護神として祀り、真言密教の総本山高野山を開きました。鎌倉時代には、行勝上人により気比神宮から大食都比売大神、厳島神社から市杵島比売大神が勧請され、社殿が北条政子により寄進され、本殿が四殿となりました。
現在の本殿は、室町時代に復興され、一間社春日造では日本一の規模を誇り、楼門と共に重要文化財に指定されています。
平成16(2004)年「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の一つとして世界文化遺産に登録されています。
Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H28.3.16
住所: 和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野230