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大王埼灯台(志摩市・旧大王町)

遠州灘と熊野灘の荒波を二分する海の難所に建てられた大王埼灯台
2016年05月05日
カテゴリ : 三重県 > 観光 > 建物・史跡
ここ大王埼は志摩半島の南東端にあり、遠州灘と熊野灘の荒波を二分するかのごとく突き出しています。
昔から海の難所で「大王の沖で難破しても船主は船頭にその罪を問わない」という言い伝えがあったそうです。そのため早くから灯台の設置が望まれていました。
しかし、建設の計画は早くから起こっているにもかかわらず実施にいたるには遠く、その後も大正2(1913)年にサンマ漁船が遭難し一瞬のうちに51名もの命が奪われました。
そして、大正6(1917)年にも当時の日本海軍が誇る3000トンの巡洋艦「音羽」がこの沖の大王岩に激突、座礁するという事故も起こってしまい、この様な出来事により灯台建設促進には拍車をかけていきました。
しかし、大正12(1923)年の関東大震災によって各地の灯台が倒壊し、その復旧には大正15(1926)年までの歳月を要しました。そのため新設灯台の建設には着手できなかったようです。そして、昭和2(1927)年、震災復旧後の新設灯台の第1号として念願の大王埼灯台が同年10月5日に点灯を開始しました。当時の鉄筋コンクリート造りの灯台は角形が主流でしたが、この大王埼灯台は円形白塗りで下部には扇型の2階建付属舎をもつ斬新な設計で、他に例を見ない立派なものでした。その後、灯台は太平洋戦争中、米軍艦載機の機銃掃射をうけ、灯籠、レンズ、灯器に大きな被害を受けましたが、灯塔には僅かに弾痕をとどめる程度で破壊は免れました。そして、昭和53(1978)年に半世紀ぶりの大改修を行い現在の姿となりました。
灯台の業務面でも昭和29(1954)年に大王崎無線方位信号所が新設され、翌昭和30(1955)年には船舶気象通報業務も行っています。また、昭和41(1966)年には大王崎大王岩照射燈が併置され、300万カンデラの光度で大王崎の北東にある大王岩を照らし、付近を航行する船舶に注意を促しています。 
(現地説明板などより)

参観可能時間 9:00~16:00
参観寄付金  大人(中学生以上)200円
休日       年中無休(荒天や業務の都合での参観中止等あり)

Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H28.4.10
住所: 三重県志摩市大王町波切54

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