沼田城主真田信政が、新田開発・宿割等を行なったおりに設置された高平の書院と五葉マツ
2016年09月09日
高平の書院は、慶安2(1649)年沼田城主真田信政が、新田開発・宿割等を行なったおりに設置され、その後は城主の沼田領内見回りや鷹狩の際の休憩所として利用されました。
その当時、敷地内には7棟の建物が配置され、書院はその一部と伝えられています。
木造平屋造(151平方メートル)、県内の書院図造りとして貴重なものです。
床及び脇床、平書院を備える8畳の主室と間口2間の床を備える8畳の次の間を中心とし、二方に1間幅の畳縁をめぐらし、次の間の奥に2階をもつ4畳半ならびに6畳の2室を設けています。
主室の床柱に丸柱を用い、長押、天井棹縁に面皮材を用い、格式ある数寄屋風書院の様式を呈している。襖絵、脇床、天袋子襖絵、釘隠の意匠は見るべきものがあります。
書院の五葉マツは、推定樹齢約400年、高さ約18m、目通り2.5m。慶安2(1649)年高平の宿割の際、沼田城主の書院の庭木として植樹されたものと伝えられています。五葉マツとしては、この地方まれにみる巨樹で、樹勢も旺盛です。品種は南方系(四国系)に属し、この地方にあることは珍しいことです。
昭和44(1969)年5月6日、書院の五葉マツは群馬県指定天然記念物に、昭和59(1984)年7月3日、高平の書院は群馬県指定重要文化財に指定されています。
(現地説明板などより)
Photo Canon EOS M3
H28.8.7
住所: 群馬県沼田市白沢町高平1306