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彦部家住宅(桐生市)

国の重要文化財に指定されている彦部家住宅
2016年09月13日
カテゴリ : 群馬県 > 観光 > 建物・史跡
彦部家は第40代天武天皇の皇子高市親王で、臣籍降下し高階姓を賜り、高階家第14代惟章(1053~1107)は武士として下野国佐久山館(栃木県太田原市)に下向、この地を統治しました。そして、その娘と奥州征伐途上の源義家との間に生まれた惟頼(1089~1140)が高階姓を継ぎ、これによって源氏の血脈が高階氏につながることになります。惟頼は奥州検断職を命ぜられいわきに赴任。惟頼の後、数代この地で過ごし高階家第21代光朝(1216~77)の代、奥州斯波郡彦部郷に移りこの地を領有して土地名をもって彦部姓を名乗りました。
従四位以下雅楽頭11代彦部晴直は、足利家第10代義稙・第11代義澄・第12代義晴・第13代義輝の4代の将軍に仕えました。晴直の母は近衛関白政家の娘で、政家の室は足利家第8代義政の姫になります。
そして、戦国時代に関東下向した近衛前嗣親子が上杉謙信に追随し、桐生城入りしましたが、それに同道した彦部信勝は、近衛親子の帰京後も桐生市広沢に留まりました。
関ヶ原の合戦には屋敷から竹竿380本を、旗絹とともに献納、それによって桐生領54ヶ村は賦役御免になったといいます。
彦部家屋敷は平成4(1992)年、主屋・長屋門・冬住み・文庫倉穀倉の5棟と、宅地20,600平方メートルが重要文化財彦部家住宅として指定を受けました。
屋敷構えは、背後を戦時の砦となる手臼山、残る三方を壕や土塁で固め、中世武士館のたたずまいを残しています。南側は大手口(正面)に長屋門を構え、両脇を玉石で覆った土塁が築かれています。東側は高く積み上げた土居と、約4m下の水路がかつての壕の面影を残しています。東北隅には櫓台、この西脇に溺手口(裏門)を設けています。ここから西へ深い空壕が直線状に続き、西北隅には竹が岡八幡宮・稲荷神社・弁財天等を屋敷神として奉っています。また、庭園は手臼山の借景を自然に取り入れた竹林・果樹園、そして室町風池泉回遊式庭園へと続いております。
主屋は17世紀初頭の建築で、敷地のほぼ中央に建ち、南東に19世紀前半建築の冬住み(隠居屋)、後方には幕末の建築である文庫倉・穀倉が並んで配置されています。この他、編物業を営んでいた時の従業員寄宿舎(大正期)・医務所(昭和期)等々が時代の変遷を伝えています。
郭外には西部に手臼山砦跡、西北部に菩提所福厳寺、南部に一族屋敷跡、北部に譜代屋敷跡がみられます。
(現地説明板などより)

開館日  土・日・祝祭日
開館時間 10:00~16:00
入場料  大人500円(高校生以上)小人300円(小・中学生)

Photo Canon EOS M3
H28.8.7
住所: 群馬県桐生市広沢町6丁目877番地

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