土蔵群蔵回廊〔旧野村家の土蔵群〕(南砺市・旧城端町)
旧野村家の土蔵群を活用した土蔵群蔵回廊
2017年01月26日
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旧野村家の土蔵群は、外壁は背面を高い石垣にして、軒下二尺程までの高い下見板張りとし、1・2階揃えて白漆喰の鳥居枠に片開き土戸を備えた窓を開き、外部には出窓状の霧除が付けられ保護されています。
この土蔵は、野村家2代目当主野村理兵衛が、呉服商で財をなして野村家の基礎を築き、3代目野村理兵衛が業況を盛んにすると共に金融界の動きを洞察し、明治36(1903)年、大工町に県西部有数の高級建築といわれる豪壮な邸宅と土蔵を新築したものです。
邸宅は、大正6(1917)年には第九師団検閲使の閑院宮戴仁親王殿下の宿舎を仰せつかるほどでした。この土蔵は「とやまの土蔵」百選にも選ばれています。
城端では、絹織物に対する荷為替の地方銀行がなかったため、明治26(1893)年に荒木文平と野村理兵衛等の共同出資による砺波銀行が創設され、その後、野村理兵衛は明治30(1897)年、野村貯蓄銀行(後に野村銀行と改名)を設立しました。
昭和7(1932)年、砺波・野村両行は砺波銀行として合併しました。更に砺波銀行は高岡銀行に併合され、満州事変により全面的金融統制に入り銀行合同政策が促進され、富山県下(第十二・高岡・中越・富山)の4銀行が合併し、現在の北陸銀行になっています。南砺市城端地域の豪商の土蔵群を利用した資料館として活用されています。
(現地説明板などより)
Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H28.12.31
住所: 富山県南砺市城端579−3
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