鬼の俎・鬼の雪隠（明日香村）

鬼の爼・雪隠は、墳丘土を失った終末期古墳（7世紀後半・飛鳥時代）の石室であり、もとは花崗岩の巨石を精巧に加工した底石・蓋石・扉石の3個を組み合わせたものでした。
いまは、底石（爼）と蓋石（雪隠）だけが分離して残っており、鬼の雪隠は上方にある鬼の爼（底石）から横転してきた状態にあります。
大化2（646）年の薄葬令の規制に合わせて作られています。
霧ヶ峰と呼ばれるこの一帯には鬼が住み、通行人に霧を降らせ、迷ったところをとらえて爼の上で料理し、雪隠で用を足したという伝説があります。
（現地説明板などより）

写真上：鬼の俎
写真下：鬼の雪隠

Photo Canon EOS M6
H29.12.16

住所: 奈良県高市郡明日香村大字平田