浄光寺（小布施町）

浄光寺は、山号は浄瑠璃山、真言宗豊山派の寺院です。
創建は天平2（730）年に僧玄明が開山したのが始まりと伝えられています。
大同4（809）年、坂上田村麻呂が北夷征定の際、戦勝祈願を行い成就したため堂宇を再建、境内を整備しました。
現在の浄光寺薬師堂は応永15（1408）年に建てられたもので一重入母屋、茅葺、三間四面、蟇股や木鼻、天井、板壁に残る極彩色の仏画、斗供など室町時代初期の寺院建築の手法が残る貴重な事から明治40（1907）年に国指定重要文化財に指定されています。
本尊の薬師瑠璃光如来十二神将は応永16（1409）年に制作されたもので現在も「雁田の薬師様」として信仰されています。
本堂は明治12（1879）年に焼失しましたが、昭和51（1976）年に近くの旧都住小学校校舎の古材を活用して建てられています。

Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
H29.12.30
住所: 長野県上高井郡小布施町雁田６７６