椎葉厳島神社（椎葉村）

椎葉厳島神社は、旧称　厳島大明神と尊称し、寿永4・元暦2（1185）年鎌倉幕府より長門国壇ノ浦の戦いで敗れた平家一門追討の命を受けた那須大八郎宗久が、大峻険椎葉山中での平家残党の叛意なき姿を深く憐れみ、平家尊々の安芸の宮島、厳島神社の守護神を勧請して創祀しました。
山中五社（村内十一社の中の五社）の氏神様と称し明治39（1964）年4月に、勅令第96号第1条により神饌弊料を供進すべき神社に指定を受け、秋の例大祭、冬祭りの夜神楽祭等振興　交通安全、厄除け、病気平癒、女神様としても崇敬され、村を見わたす小丘に鎮座しています。
現在の社殿は、昭和30（1955）年に改築造営されて以来、時代の変遷と共に老朽化したため、平成8（1996）年に氏子崇敬者により、本殿幣殿、拝殿を改修し、社務所、手水舎、裏鳥居を新築、平成10（1998）年に参道を改修しました。
境内地には、鶴富姫が使ったと言われる「鶴富姫化粧の水」や、那須大八郎宗久の「陣屋敷跡」等の伝説地があります。
（現地説明板などより）

Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
H30.2.1
住所: 宮崎県東臼杵郡椎葉村下福良１８２２