チャツボミゴケ公園(中之条町・旧六合村)
酸性水域を好む特別な苔チャツボミゴケの国内最大の群落地・チャツボミゴケ公園
2018年08月11日

チャツボミゴケ公園は、中之条町の最奥部、入山地区西端に位置してます。穴地獄から湧き出る強酸性の鉱泉に育まれたチャツボミゴケの群生は圧巻で、その鮮やかな緑一面の川面は春のレンゲツツジ、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の銀世界と共に神秘的な光景を織りなします。
東アジア最大級の群生を形成し、その環境や生態系が評価され、周辺の自然資産とともにラムサール条約に登録されました。また「バイオミネラリゼーション」と呼ばれる生物が鉱物を作りだす作用により、現在でも鉄鉱石の生成が行われています。
チャツボミゴケは、火山性酸性水域「PH2.0~4.6」に生息するウロコゴケ目ツボミゴケ科の苔類で学名を「ユンゲルマンニア・プルカニコーラ」といいます。 世界中にある苔18,000種の中でももっとも耐酸性があり、酸性水域を好む特別な苔です。
チャツボミゴケ公園のチャツボミゴケ群落は国内最大で、穴地獄周辺は類例のない景観を醸成しています。
かつてこの地は群馬鉄山と呼ばれ、国内第2位の生産量を誇る露天掘り鉱山として栄えました。最盛期には2,000人以上が従事したこの鉱山は、昭和19(1944)年の操業開始から昭和41(1966)年の閉山までに約300万トンの鉄鉱石を産出、鉄鉱石を運ぶために敷設されたのが現在通勤通学、観光客の足として運行されているJR吾妻線のはじまりです。
戦後日本の復興と地元六合村(くにむら:現中之条町六合地区)の発展に大きく貢献しました。
鉱山閉山後、日本鋼管(株)の保養所として管理されてきました。
平成23(2011)年10月、六合地区は日本で最も美しい村連合に加盟、赤岩集落、野反湖と併せてこのチャツボミゴケが加入要因となりました。平成24(2012)年3月、チャツボミゴケを含む485,350㎡の土地が中之条町に無償譲渡され、この貴重な自然遺産を未来に残していくために、保護管理の取り組みが行われています。
平成27(2015)年、芳ケ平湿地群 穴地獄としてラムサール条約に登録され、平成29(2017)年には「六合チャツボミゴケ生物群集の鉄鉱生成地」として、国の天然記念物に指定されました。(現地説明板、パンフレットなどより)
開園期間 4月中下旬〜11月末 冬季休園
受付時間 9:00~15:00(10、11月は14:30まで)
入園料 500円
※駐車場から園内専用バスでと徒歩(500m)若しくは徒歩のみ(1.5km)の移動が必要。
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
H30.7.22
住所: 群馬県吾妻郡中之条町大字入山13−3
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