安養寺（郡上市・旧八幡町）

安養寺は、山号は遠郷山、浄土真宗大谷派の寺院です。郡上一帯の真宗大谷派の中心的な寺院で、郡上御坊とも呼ばれます。
康元元（1256）年佐々木高綱の三男・高重が出家し西信を名乗って親鸞聖人の直弟となり近江国の蒲生郡に堂を建て安要寺とし、後美濃安八郡大榑村に転じ、第八世蓮如の命により安養寺と改めました。
その後、越前国穴馬（現在の福井県大野市）に境内を構えましたが、天文5（1536）年には美濃国大島村野里（現在の郡上市白鳥町）に境内を移し天正6（1588）年、八幡中坪村園野に移りました。その後、火災により安養寺が大きな被害を受けると明治14（1881）年に郡上八幡城の三の丸にあたる現在地に移転しました。
本堂は木造の建造物としては岐阜県下で最大のものといわれています。

Photo Canon EOS 5D MarkIV
H30.11.10
住所: 岐阜県郡上市八幡町柳町２１７