岩瀧寺（丹波市・旧氷上町）

岩瀧寺は、山号は不動山、真言宗大覚寺派の寺院です。本尊は不動明王で、浅山不動尊ともいわれています。
弘法大師空海が開基したと伝えられる古刹で、弘仁年間（809～823年）、住吉明神から夢のお告げを受けた嵯峨天皇が、弘法大師をこの地に遣わし、坊舎を建立し、七堂伽藍を整備したことが始まりと伝えられています。
天正時代の兵火で全山が焼失しましたが、慶長年間に時の領主・別所豊後守吉治が再興されました。
宝暦5（1755）年に領主九鬼長門守隆邑、嘉永6（1853）年には九鬼長門守並びに、篤信者らが興隆に努められました。
寺の山門は、「源氏物語　千年の謎」のクライマックスシーンの撮影にも使われています。五台山への登山口にあり、岩瀧寺渓谷や独鈷の滝・不二の滝など自然豊かな場所にあります。

Photo Canon EOS 5D MarkIV
H30.11.14

住所: 兵庫県丹波市氷上町香良６１３−４