慧日寺(丹波市・旧山南町)
書院からの中庭、背面の庭園の紅葉が見事な慧日寺
2018年12月09日
慧日寺は、山号は萬松山、臨済宗妙心寺派の中本山です。
永和元(1375)年特峯玅竒によって開創されました。特峯禅師は仏国国師(高峰顕日、後嵯峨天皇の子で那須雲巖寺開山)の法嗣で、天龍寺開山夢窓国師とは兄弟弟子です。そのため天龍寺とも盛んに交流がありました。
七堂伽藍他山内の塔頭十八ヶ寺に及ぶ丹波禅寺の中心として栄え、修行僧が雲集したと云われています。
開基は細川頼之・賴元親子です。その後、天正3(1575)年、明智光秀の兵火に遭いほぼ全焼し、寛永元(1624)年より大愚禅師(初中興)によって復興にかかりましたが、寛永19(1642)年、京都妙心寺から別心禅師(中興)が入山され完成しました。
寛文7(1667)年、再度堂塔を全焼しました。現在の堂塔は寛文12(1672)年より元禄15(1702)年頃にかけて建てられたものです。
仏殿は元禄15(1702)年に再建されたもので、方一間一重裳階月檜皮葺入母屋造で、ほぼ完全な禅宗様式の建物で兵庫県内では稀なものです。
仏殿及び仏光国師、仏国国師、夢窓国師、特峯禅寺の頂相(画像)が県の重要文化財に指定されています。
また、方丈、庫裏、裏門、経蔵と鐘楼は国登録有形文化財に指定されています。
書院からの中庭、背面の庭園の紅葉は見事です。
護寺協力金 300円
Photo Canon EOS 5D MarkIV
H30.11.24
住所: 兵庫県丹波市山南町太田127−1
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