浄興寺（上越市）

浄興寺は、山号は歓喜踊躍山（かんぎゆやくざん）、正式な寺号を浄土真宗興行寺という浄土真宗の宗祖親鸞聖人により創設された真宗浄興寺派の本山です。
門前の通りは「浄興寺大門通り」と呼ばれ、参勤交代の諸大名は、この地点でお駕籠より降りられ浄興寺を遥拝されました。
元仁（1224）元年常陸国稲田の草庵に於いて、浄土真宗の根本聖典「教行信証」をお顕しになられた聖人は、そのお喜びのお気持を山号寺号に顕わされ、この草庵を歓喜踊躍山浄土真宗興行寺、略して浄興寺と名付けられ、浄土真宗開闢の寺院とされました。
その後浄興寺は寺領のある信濃国長沼（長野市）に移りましたが、川中島合戦の兵火により炎上し、上杉謙信公の招きを受け越後国春日山城下へ移転しました。
後に松平忠輝公が高田築城と共に高田に移転し、松平光長公の時代に現在の地に移りました。
関静な1万坪の境内には、国指定重要文化財の本堂や、上越市指定文化財である華麗な彫刻が施された親鸞聖人の御本廟があります。
聖人のお徳を慕い一般門信徒も全国各地より納骨（不明）その数50万余に及んでおります。
又、宝物殿には浄土真宗史上重要な法宝物が多数納められています。
平成元（1989）年には本堂が国の重要文化財に指定されました。
（現地説明板などより）


Photo　EOS 5D MarkⅣ
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住所: 新潟県上越市寺町２丁目６−４５