和泉市久保惣記念美術館(和泉市)
本館、新館、音楽ホール、市民ギャラリーなど規模の大きな和泉市久保惣記念美術館
2019年09月17日
カテゴリ :
大阪府 >
観光 >
美術館・博物館
「久保惣」(久保惣株式会社)は、明治時代からおよそ100年にわたり綿業を営み、泉州有数の企業として大きく発展しました。
初代久保惣太郎氏が明治19(1886)年に創業し、二代惣太郎氏、忠清氏、三代惣太郎氏と引き継がれ、地元和泉市の発展に大きく寄与しました。昭和52(1977)年の廃業を機に三代惣太郎氏が代表して、所縁の地である和泉市の地域文化発展と地元への報恩の意を込め、美術品、および美術館の建物、敷地、基金が和泉市へ寄贈され、昭和57(1982)年10月に、寄贈者を顕彰する館名をつけ、久保家旧本宅跡地に開館したのが「和泉市久保惣記念美術館」です。
開館以降、五代目代表者で当館名誉館長久保恒彦氏によって、平成9(1997)年には美術館新館が寄贈され、その後も、久保家や久保惣の関係者から、音楽ホール、市民ギャラリー、市民創作教室、研究棟が追贈され、約5,000坪の敷地を有する今の姿に至っています。
平安時代のかなの名品「歌仙歌合」(国宝)、「貫之集下 断簡・石山切」藤原定信筆(重文)をはじめ「熊野懐紙」藤原範光筆(重文)などの古筆、奈良時代以降の経巻と鎌倉時代の墨跡の重要文化財、鎌倉時代の「伊勢物語絵巻」「駒競行幸絵巻」、室町時代の「山王霊験記絵巻」(以上3点とも重文)などの絵巻をはじめ、「源氏物語手鑑」土佐光吉筆、「枯木鳴鵙図」宮本武蔵筆の他、中国の書画、陶磁器、モネ、ルノワール、ゴッホ、ピカソ、ロダンなど、西洋近代の絵画などを所蔵しています。
開館時期 春季と秋季
開館時間 10:00~17:00 ※最終入館は16:30
休館日 月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始・陳列替期間
入館料
常設展 一般500円、高大生300円、中学生以下無料
特別陳列 一般600円 高大生400円 中学生以下無料
Photo Canon EOS M6
R1.9.7
住所: 大阪府和泉市内田町三丁目6番12号
関連リンク
地図
関連情報