常勝寺（丹波市・旧山南町）

常勝寺は、山号は竹林山、天台宗の寺院です。
孝徳天皇の大化年間（645～650年）インドより渡来した法道仙人によって開基されました。
永保年間（1081～1084年）天災を被り、諸堂宇悉く焼失しました。
その後、泉州槙尾山の浄意上人が来山して、本堂はじめ諸堂を建立されましたが、その年月は不詳です。
往古は百二十余の堂坊甍をつらね、善美を尽くしましたが、天正3（1575）年10月3日、兵乱にかかり、堂宇残らず焼失しました。
慶長13（1608）年の記録には、慈眼院をはじめ十箇坊の名を記しています。当山住僧智光法印が再建に着手しましたが、中途で遷化されました。
その後、時運至らず空しく荒れるにまかせ、大塔中堂は中絶し、ご本尊等は山麓の里坂本の小宇に安置し、里人がこれを護持していました。
元禄10（1697）年良海法印により本堂が再興されました。
文久元（1861）年まで慈眼院ほか四箇院の名が見えますが、以後はは慈眼院のみとなり現在に至っています。
桜や紅葉など四季を感じることができる寺院です。
（現地説明板などより）

Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R2.4.11
住所: 兵庫県丹波市山南町谷川２６３０