別名三方富士といわれる梅丈岳にあるレインボーライン山頂公園
2020年09月29日
「三方五湖」は、「三方湖」「水月湖」「菅湖」「久々子湖」「日向湖」の5つの湖の総称です。若狭湾国定公園を代表する景勝地で、平成17(2005)年11月8日にラムサール条約に登録されました。
5つの湖はそれぞれ塩分濃度が異なることで色も若干違い「五色の湖」とも呼ばれます。
レインボーラインは、三方五湖周辺の美浜・若狭町にかけて広がる、約11㎞の有料道路です。梅丈岳山頂へはリフト・ケーブルカーで登り、山頂公園として整備されています。山頂公園からは名勝三方五湖、若狭湾が一望できます。梅丈岳は、標高400.2 m、別名三方富士とよばれています。
「レインボーライン山頂公園」は、平成18(2006)年7月にプロポーズにふさわしいロマンチックな場所「恋人の聖地」として認定されました。
美浜町出身の演歌歌手、五木ひろしさんの功績を称えてつくられた舞台「五木の園」では、「ふるさと」の歌碑があり、ボタンを押すと三方五湖の絶景に歌が響き渡る仕掛けになっています。
平成19(2007)年から平成20(2008)年にかけて放映された朝の連続テレビ小説、「ちりとてちん」第3話、第6話で紹介された「かわらけ投げ」もできます。
おじいちゃんが亡くなって以来、その悲しみから立ち直れずにいる主人公の喜代美(桑島真里乃、大人になってからは貫地谷しほり)が、母の糸子(和久井映見)と。かわらけ投げを行い、糸子がかわらけだけでなく、財布をなげてしまうシーンが印象に残っています。
昔、梅丈岳に大きな天狗がいて、この地を支配しており、剛力で村の人々から恐れられていました。しかし、弱い者や困った人々の願いはよく聞いてくれていました。
それで村の人々は願い事があると、この梅丈岳に天狗を訪ねましたが、その姿が見当たらないので、どこか高いところにいると思い、「かわらけ」にお酒をお供えし、願いを込めて空高く投げたところ、願いが叶ったことが、「かわらけ投げ」のはじまりだと伝えられています。
入園料 大人900円、小・中学生500円(レインボーライン通行料は別途必要)
営業時間 9:00~17:00(チケット販売終了16:30)
(リフト・ケーブル最終発車時刻)上り16:30、下り16:50
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R2.8.29
住所: 福井県三方上中郡若狭町海山