若狭武田氏館（小浜市）

若狭武田氏館の築城年代は不明ですが、若狭守護武田氏によって築かれました。
若狭国守護武田氏は安芸武田氏四代武田信繁の嫡男信栄が、永享12（1440）年将軍足利義教の命により丹後・若狭守護職であった一色義貫を謀殺した功によって若狭国守護職を賜り、初代となりました。
若狭守護職武田氏の館は信栄の頃は高浜にありましたが、若狭武田氏5代元光は、大永2（1522）年に後瀬山の山上に城郭を築き、その北側山麓に守護居館を建設し、戦国時代により適応した政治拠点の確立を図りました。若狭武田氏の守護居館跡は、文献史料や古絵図等から旧小浜小学校跡地から空印寺にかけての場所に想定されています。
小浜市では、若狭武田氏館跡を国史跡へ追加することを目的に旧小浜小学校跡地を中心に平成18（2006）年度から発掘調査を実施しています。

（現地説明板などより）

Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R2.8.29
住所: 福井県小浜市小浜男山