瑠璃光院(京都市左京区)
絶景スポットとして人気・瑠璃光院
2020年12月17日
瑠璃光院は、岐阜市に本坊を置く「浄土真宗無量寿山光明寺」の支院です。
ここ「八瀬」は「矢背」とも記されるように、壬申の乱(672)で背に矢傷を負った大海人皇子(天武天皇)が「八瀬のかま(竈)風呂」で傷を癒したことから、平安貴族や武家の時代を通じて「やすらぎ」の郷として長く愛されてきました。
この地には、当初、明治に建てられた別荘があり、三条実美はこれを「喜鶴亭」と名づけ、直筆の命名額が当院に残されています。「喜鶴亭」は茶室名として現在も受け継がれています。
その後、昭和初期にかけて、一万二千坪の敷地に東山を借景とした築庭と延べ二百四十坪に及ぶ数寄屋造りに大改築されました。建築にあたった棟梁は、京数寄屋造りの名人と称された中村外二、築庭は、佐野藤右衛門一派の作と伝えられています。
その後現在まで、日本情緒あふれる名建築・名庭として著名人をはじめ多くの人々に親しまれ、近年では囲碁本因坊や将棋名人戦の舞台にもなったことが知られています。
別荘は京福電気鉄道の所有となり、高級料理旅館「喜鶴亭」として営業していました。
料理旅館が廃業することとなり、光明寺が買収し本堂を設置し、光明寺より寺宝を移して、平成17(2005)年に寺院に改められました。
山門を入ると、数十種類のもみじや苔、数百本の馬酔木、比叡山の伏流水が、主庭「山露路の庭」、「瑠璃の庭」、「臥龍の庭」を四季折々の趣で彩っています。
(現地説明板などより)
通常非公開
※春と秋に特別拝観
拝観時間 10:00~17:00
拝観料 大人2,000円 中学生以上1,000円(学生証提示)、小学生以下無料
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R2.11.7
住所: 京都府京都市左京区上高野東山55
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