慈眼寺(京都市右京区・旧京北町)
明智光秀の木像「くろみつ大雄尊」で知られる慈眼寺
2021年01月11日
慈眼寺は、慧日山と号する曹洞宗の禅寺です。
本能寺の変により明智光秀が築城の志を遂げることができなかった周山城の山裾に位置し、光秀ゆかりの寺として知られています。
山門正面の本堂は毘沙門天と地蔵菩薩を脇侍とする聖観世音菩薩を本尊としています。本堂奥の開山堂には、格子天井百八十二枚の見事な花絵が描かれ、歴代住職と檀家先祖の霊碑が安置されています。
境内左の釈迦堂には、「うすしまさん」の愛称で親しまれている烏枢沙摩明王が安置され、特に女性の守り本尊として多くの信仰を得ています。
また、この釈迦堂には明智光秀の木坐像と位牌がが安置されています。天正3(1575)年、織田信長は丹波攻略を命ぜられ、この地を訪れた光秀は、四代にわたって悪政を行っていた宇津氏を攻め、戦に及ばずして降伏させ、村民を安堵させました。墨塗りの木坐像と厨子は、幕政を施した光秀の徳を慕う村民が逆心の汚名を避けるため、墨を塗り金具を外して密かに祀ったものといわれています。「くろみつ大雄尊」として人気です。
境内には大銀杏と数本のもみじが植わり、秋には本堂を囲むように黄と紅鮮やかな紅葉が見られます。
拝観時間 土曜日・日曜日・月曜日の週三日
10:00〜16:00
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R2.11.28
住所: 京都府京都市右京区京北周山町上代4
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