観音寺〔左下り観音堂〕(会津美里町・旧会津本郷町)
会津三十三観音の第21番札所左下り観音・観音寺
2021年03月03日
左下り観音堂は、会津三十三観音の第21番札所で、正式には観音寺、山号は左下山、臨済宗妙心寺派の寺院です。
天長7年(830年)に徳一大師が建立したとされてます。
創建時期は鎌倉時代初め頃で、当初は北向き正面として建てられた三間四方の禅宗様形式堂宇であったと推測されています。また、その後、安永7(1778)年頃に外周の庇が改修され(墨書あり)、さらに東向き正面に変更されて、現在に伝えられています。柱は円柱で、柱上台輪錫杖型絵様繰型、頭貫鼻絵様繰型には奥会津独特の鋭い形態を伝え、斗繰の小さい平三斗は古様を示しているという。
延文3年(1358)には芦名家の家臣富田将監祐義が大修理を加えており、それ以降の改修については詳細が不明です。
当初の堂宇は、修験道の入行に先立って籠る行堂として建てられたものと考えられます。
そのような建造物にあって懸造り小堂宇として現存する例は甚だ稀有なものといえます。
本尊に関しては、縁起に「無頸観音」の逸話として伝えられる内容からすると、中世荘園の経営体制を維持するために絶対不可欠な「惣堂・村堂」の役目を担わされたものと推測されています。本尊の他に石像の秘仏が安置され、別に頸無観音と呼ばれています。ごく小さい柱(三寸)が隠されており、この柱を見つけた人に幸福をもたらすといわれています。
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R2.12.29
住所: 福島県大沼郡会津美里町大石字東左下り1173
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