七里壁(勝山市)
河岸段丘により形成された七里壁
2021年05月03日
九頭竜川右岸には流路に沿って1~2段からなる階段状の地形がみられます。
このため、勝山市街地には東西方向に坂道が多くなっています。
勝山市平泉寺町大渡から永平寺町鳴鹿まで、20km以上にわたって断続的に続く段丘崖を、この地域では「七里壁」と呼んでいます。この河岸段丘は、新世紀第四紀後期更新世(1〜150万年前)に河川の浸食と堆積、土地の隆起が繰り返して形成されました。
江戸時代の勝山城下町は、九頭竜川の河岸段丘を利用してつくられていました。高台にある段丘上には城郭と武家屋敷がつくられ、段丘の下には町屋がおかれました。さらに町屋の外側の九頭竜川沿いには寺院が配置されていました。城郭は、九頭竜川、寺院、町屋、段丘崖、武家屋敷によって守られた空間であったといえます。
九頭竜川に沿った低地には、河床から4~5m高い微高地(自然堤防)があり、古くから集落や畑地として利用されてきました。ここは、洪水時にも島状に残って滞水することがほとんどなかったことから、集落名に「・・・島」と名付けられたものがありました。こういった地名は北部の九頭竜川沿いに見られます。
(現地説明板などより)
日本遺産「400年の歴史の扉を開ける旅~石から読み解く中世・近世のまちづくり 越前・福井~」の構成文化財になっています。
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R3.3.27
住所: 福井県勝山市元町1丁目
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