葛根腰痛地蔵〔腰痛地蔵尊堂〕(宍粟市・旧山崎町)
葛根腰痛地蔵〔腰痛地蔵尊堂〕
2021年05月31日
昔、葛根村にいつも「腰が痛い、痛い」と言いながら暮らすお年寄りが住んでいました。
毎日、何回となく、うつ伏せになり家族に腰を踏ませては痛みのやわらぐのを願っていました。
しかし、腰痛が治ることなく亡くなりました。息を引き取る前、家族を枕元に集め「私が死んだら平たい石の地蔵さまをつくり、家の近くの田んぼの中を流れる小川に、うつ伏せにして架け、橋にしてくれ。そうすれば橋を踏んで渡ってくれる人たちの腰痛をお地蔵さまが必ず治して下さる」と言い残しました。
家族は、お年寄りが言った通りのお地蔵さまをつくり、小川にうつ伏せの橋として架けました。神様の御利益がすぐに現れました。
数年後、ある村人が「こんなに有り難いお地蔵さまを橋として踏んで渡るのは恐れ多い」と、お地蔵さまを起こして道ばたに建て、大切に祭りました。ところが、しばらくすると、この村人が急に腰痛を患い、
とうとう動けなくなってしまいました。
そこで村人たちが「お地蔵さまは石の橋として踏んであげた方がよいのではないか」と、いうことになり
元の小川の橋として架けました。
平成元(1989)年、圃場整備事業が完成し、お地蔵さまをお祭りしていた小川の橋付近も改修されましたので、地元はじめ近在の有志の方たちが協力して地蔵尊堂を新築し、お地蔵様を移しお祭りしました。
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R3.4.24
住所: 兵庫県宍粟市山崎町葛根
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