西尾市歴史公園・旧近衛邸(西尾市)
西尾市歴史公園に移築された旧近衛邸
2021年08月07日
旧近衛邸は、藤原摂関家筆頭として左大臣を務めた近衛家に嫁いだ婦人の縁で、島津家によって建てられた江戸時代末期の建物です。(島津斉彬の姫が近衛忠房に嫁いだことが縁田宋です。)
かつては桜木御殿と呼ばれ、左大臣近衛忠房邸内に建てられていました。その後小松宮彰仁親王や山階宮晃親王の別邸として使用され、のちに天理教京都河原町大教会の手に渡り、保存されてきました。昭和60(1985)年、神殿改修にともない取り壊されることになりまいsたが、部材を西尾文化協会が解体移送し、平成7(1995)年3月、西尾市歴史公園整備の一環として再建されました。
この建物は、数寄屋造りの書院棟と茶室から構成されています。書院棟は一の間(十畳)・二の間(八畳)があります。東と南の二方には一間幅の畳廊下が巡っています。茶室は六畳の茶室と三畳の次の間、畳廊下からなっています。
手前座脇に床を構えた亭主床と呼ぶ特異な構成で、床框(とこがまち)も高く、公家の茶室の趣を感じることができます。質素な造りのなかにも、各所に趣向を凝らしており、公家の品格が薫る佇まいとなっています。
お抹茶のサービスもあります。
<売店>
営業時間 9:00〜17:00
利用時間
(4月〜9月)
9:00~18:00
(10月~3月)
9:00~17:00
呈茶時間
10:00~16:00
休園日
月曜日(祝日・休日にあたる場合は開館d)
12月29日から翌年1月3日
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R3.7.10
住所: 愛知県西尾市錦城町231−1
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