千提寺天主堂跡〔千提寺教会跡〕（茨木市）

大正時代、千提寺地区でキリシタン遺物が発見され、そのことが世界に広く知れ渡ったこともあり、大正14（1925）年、千提寺（現在地）に教会が建設されました。設立認可を受けたのは昭和3（1928）年のことで、大阪教区司教のヨハネ・パブチスク・カスタニエ師によって開設され、主任司祭は大阪川口教会のヨゼフ・ピロー師でした。伝道婦の大前直氏と人見春子氏とが、ピロー神父の布教活動を助けるため、この天主堂に常住していました。熱心な活動を続けていましたが、戦時中のピロー師への外出禁止命令などがきっかけとなり、昭和16（1941）年頃には教会としての役目を終えることになりました。
現在地より北に進むと、「キリシタン墓碑」が発見されたクルス山と寺山があります。
（現地説明板などより）

Photo Canon EOS M6
R3.8.12
住所: 〒568-0098 大阪府茨木市千提寺３００−１