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神子畑鋳鉄橋(朝来市・旧朝来町)

国指定文化財(建造物)・神子畑鋳鉄橋
2021年09月18日
カテゴリ : 兵庫県 > 観光 > 建物・史跡
神子畑鋳鉄橋(みこばたちゅうてつきょう)はアーチ半径60.0m、橋長 上流側15.969m、下流側15.997m、 幅員3,727m
橋高(水面より桁上端まで)3.810mの鋳鉄製一連アーチ橋です。
昭和52(1977)年6月27日、国指定文化財(建造物)になっています。
明治11(1878)年神子畑鉱山が再発見され、明治14(1881)年本格開境以後、その鉱石運搬のために道路が必要となり、神子畑一生野間162km、嘔員36kmの馬車道(鉱山道路)が建設され、多くの橋が架けられました。
この工事は明治16(1883)年4月に始まり、明治18(1885)年3月までの2年間にわたって総工事費4万円をかけた大工事であったとされます。この馬事道が神子畑川を横切るときに架けられたのが神子畑鋳鉄橋です。
また、工事すべての設計・施工はともに日本人となっていますが、生野鉱山開発にあたったフランス人技師団の技術指導の結果によるところが大きくなっています。
神子畑一生野間の馬車道には、当時それぞれ構造の異なる5つの橋が架けられていましたが、現存するものは、神子畑鉢鉄橋(橋長16mの一連アーチ橋)と羽渕鋳鉄橋(橋長18mの二連アーチ橋)の二つのみであり、ともに美しい洋式橋の姿を残しています。
神子畑鋳鉄橋は日本に現存する鉄橋としては三番目に古いとされていますが、一番目の大阪の心斎橋〔明治6(1873)年〕は錬鉄製であり、二番目の東京の弾正橋〔明治11(1878)年〕は錬鋳混用です。したがって本鋳鉄橋は全鋳鉄製の橋としては日本最古の橋となります。
特に、木橋、石橋から煉瓦へ、さらに鋳鉄、錬鉄、鋼鉄へと発展してきた材質からみた日本橋梁史の流れのなかで神子畑鋳鉄橋は、その過渡期的なものであり鋳鉄橋発展史上最終段階のものとしての意味からも歴史的に価値があり、力学的な美しさを持った大変貴重な文化財としての橋です。
神子畑一生野間の馬車道(鉱山道路)には、神子畑鋳鉄橋、吊橋(神子畑)、羽渕鋳鉄橋、金木鋳鉄橋(円山)、無名橋(小田和)の五つの橋が架けられましたが、すべてが鋳鉄製でした。
先立って、明治9(1876)年に建設された生野一姫路飾磨港間の生野鉱山発馬車道に架かる橋は、ほとんとが木橋であったことから、神子畑鉱山の発展を予想してか、気候、地形厳しいこの地域において長期間の使用に耐えるようにか、また、橋の材料としての鋳鉄の適否についてその試験を行ったものではないか等の推察も出来るが、その域を超えません。
いずれにしても、山深いこの地域に五つもの近代的な鋳鉄製の橋が建設されたことは明治政府の力の入れようが伺い知れるところであり、特質すべき事実です。
昭和54(1979)年に国県の補助を受けての調査工事、昭和57(1982)年9月から昭和58(1983)年7月31日まで保存のための解体復元の大修理が行われました。
(現地説明板などより)

Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R3.8.28
住所: 兵庫県朝来市佐嚢

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