聖林寺(桜井市)
国宝の十一面観音立像を所蔵することで知られる聖林寺
2021年09月29日
聖林寺は山号は霊園山、真言宗室生寺派の寺院です。
国宝の十一面観音立像を所蔵することで知られています。
奈良時代の和銅5年(712)に、談山妙楽寺(現 談山神社)の別院として藤原鎌足の長子・定慧が建てたとされています。
幾度か火災に遭い伽藍が焼失しますが、江戸時代中期、大神神社の神宮寺の一つ、平等寺の僧侶・玄心律師が再興し、以後、神宮寺との交流が深くなり、天台寺院である妙楽寺の山内にありながら、聖林寺は真言宗の律院として明治時代まで栄えることとなりました。
もとは「遍照院」と称していましたが、享保年間(1716~1736年)に妙楽寺の大僧正・子暁によって「聖林寺」と改称されました。同じ頃、聖林寺の文春は女人泰産を願い、大石仏造像の願をかけて諸国行脚の旅に出て4年7ヶ月に及ぶ托鉢による浄財を集め、現在の本尊である子安延命地蔵を建立しました。
江戸時代中期から明治時代にかけては、学問所としても名を広めました。
中興である大桂和尚の名は畿内一円に及び、郡山藩の大名行列も上人が乗る駕籠に道を譲ったと云われています。
慶応4(1868)年、神仏分離令による廃仏毀釈を逃れるため、大神神社の神宮寺「大御輪寺」の本尊・十一面観音立像が、住職大心上人によって聖林寺に移されました。それが現在、聖林寺に安置されている国宝の十一面観音立像です。
十一面観音立像は、明治20(1887)年、アメリカの哲学者アーネスト・フェノロサによって秘仏の禁が解かれました。
境内からは、三輪山をはじめ、卑弥呼の墓ともいわれる箸墓などの大和盆地の古墳群、山の辺の道などを見渡すことができます。
拝観時間
9:00~16:30(年中無休)
拝観料
大人(中学生以上)400円、小学生200円
11月の曼荼羅公開中のみ
大人(中学生以上)500円、小学生250円
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R3.9.25
住所: 奈良県桜井市下692
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