富山県富岩運河環水公園(富山市)
とやま都市MIRAI計画のシンボルゾーンとして整備・富山県富岩運河環水公園
2022年08月11日

富山県富岩運河環水公園(ふがんうんがかんすいこうえん)は、とやま都市MIRAI計画のシンボルゾーンとして整備されている面積9.8haの親水文化公園です。
富岩運河は、富山市東岩瀬港と富山市街地の間に水運を開き、臨海工業地帯を形成する目的で開削されました。神通川第二次改修事業で現在の河道(馳越水路)が本流となりましたが、旧河道が富山市街地を分断する形で残ったため、昭和3(1928)年に都市計画決定され、富岩運河を新設し、沿川に工場を誘致するとともに、運河を掘った土砂で神通川の跡地を埋め立てて、新市街地を整備する他、残る土砂で東岩瀬港の岸壁、埠頭用地を整備することになりました。
富岩運河は昭和5(1930)年に着工し10年に完成。その後、富山の工業化に大きく寄与しました。
しかし、時代が変わり物流が、船運からトラック輸送に変わり水も汚れ、一時は埋立てて、道路にする計画を立てていました。
昭和50年代後半に県はまちなかの貴重な水面として活用する方針へ大転換しました。
昭和60(1985)年に建設省の「新都市拠点整備事業」の制度ができ、富山市も「とやま都市MIRAI地区」として富山駅北62haを再整備することとし、富岩運河も都市の貴重な水辺空間として生まれ変わることになり、現在の形となりました。
天門橋は、泉と滝の広場とならんで富岩運河環水公園のシンボル施設で両端のエレベーターを備えた展望塔からは、環水公園全体が一望でき、立山連峰も眺めることができます。展望塔内のギャラリーでは、富岩運河の歴史や環水公園の概要などを写真や図面で説明したパネルを展示しています。橋面は、タイル張りと硬質な木張り仕様で、タイル部分には無散水消雪装置が敷設され、冬季降雪時でも利用ができるように配慮されており、木材を使用しているのはこの場所が貯木場であったことにも由来しています。また、橋長は58mで、両側の鋼トラス橋(サイドブリッジ)が中央部の鋼単純非合成箱桁橋(センターブリッジ)にヒンジ結合で支えられているというユニークな構造になっています。天門橋の両展望塔間には長さ58mの「運命の赤い糸」ならぬ、「赤い糸電話」があり、愛の告白スポットとなっています。
令和3(2021)年12月4日に放送されたブラタモリ#192「富山〜富山の“富”はどう生まれた?〜」で登場しました。
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R4.7.17
住所: 富山県富山市湊入船町
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