紫式部公園(越前市・旧武生市)
武生に滞在した紫式部を記念した公園・紫式部公園
2022年08月26日
源氏物語の作者・紫式部は、長徳2(996)年越前国司に任じられた父・藤原為時とともに、多感な青春時代のひとときを武生の国府で過ごしました。当時平安時代の貴族の邸宅は寝殿造と呼ばれ、基本的な構成は、敷地の中央に「寝殿」と呼ばれる主殿、その東西に「対屋」があり、寝殿と対屋は渡り廊下で結ばれるという造りです。さらに寝殿の南側には、池や釣殿があり、遣水が注ぎ南池のほとりに築山などを配した複数の建物と庭園で構成された邸宅です。
紫式部公園は、武生市制35周年を記念して、平安朝庭園研究の大家である森蘊氏の設計により、日野山の眺望が最も良いこの地に造成されました。寝殿の位置には芝を張り、ステージ風の舞台とし、東の対屋などは、生垣で示して四季の花壇としました。また、越前海岸の景観を取りいれた石組や州浜、中島などが配された約七百坪の池には、朱塗りの勾欄の橋が架けられ、四季折々の移りゆく自然の姿を美しく水面に映し出しています。池に面して設けられた釣殿は、花見、納涼、月見、雪見の宴といった四季の行事が行われた場所とされ、詩歌管弦や船遊びの乗降場所でもあったようです。そして文化勲章受章者圓鍔勝三氏によって制作された紫式部像は、日野山を望み、周辺には源氏物語ゆかりの文学者たちの歌碑などが配されています。
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R4.8.20
住所: 福井県越前市東千福町20−369
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