中禅寺〔立木観音〕(日光市)
立木千手観世音菩薩がご本尊・中禅寺〔立木観音〕
2023年02月01日
中禅寺は山号は日光山、天台宗の寺院で立木観音の名で親しまれています。坂東三十三観音霊場の第十八番札所です。
延暦3(784)年、日光山の開祖である勝道上人が船で湖を遊覧していた際に、湖上に千手観音の姿を感得し、桂の木に立木のまま千手観音像を刻みこの「立木千手観世音菩薩」を本尊として、中禅寺が開かれました。
初は、二荒山神社の神宮寺として、現在の日光二荒山神社中宮祠のある男体山登拝口近くに建立され、「補陀洛山中禅寺」といい、本尊は、その本寺観音堂に祀られ脇侍として、源頼朝が寄進した四天王像が祀られました。
明治5(1872)年、神仏分離により輪王寺別院となりました。明治35(1902)年には大山津波により壊滅的被害を受け、現在の地に再建されました。観音堂が湖上に押し流されましたが、本尊は無傷のまま湖上に浮かび、現在の本堂(立木観音堂)に祀られるようになりました。
昭和44(1969)年、勝道上人開山1200年記念事業として五大明王堂が建てられました。不動明王、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王の五大明王が安置された御祈祷の道場です。
五大明王堂からは中禅寺湖を眺めることができます。
拝観時間
4〜10月 8:00〜17:00
11・3月 8:00〜16:00
12〜2月 8:30〜15:30
拝観料
大人500円 小中学生200円
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R4.12.30
住所: 栃木県日光市中宮祠2578
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