櫻堂薬師〔法妙寺〕(瑞浪市)
東濃地方屈指の古刹・櫻堂薬師〔法妙寺〕
2023年04月28日
櫻堂薬師は山号を瑞櫻山、寺名を法妙寺(法明寺)といい、かつては天台宗、現在は臨済宗妙心寺派の寺院です。
平安時代の弘仁3(812)年に嵯峨天皇の勅願寺として三諦上人によって創建されました。
この頃、天皇が病気にかかられた際、この寺の住職の三諦上人に全快の祈願を願われたところ、すっかり病気が治ったため、天皇の命令でこの寺の修理・増築を指示され、お堂やお寺が二十六から三十六立ち並び、「高野山」や「比叡山」と並び日本三山と言われるようになり、毎日の読経の声が近所の村々にまで聞こえたと伝えられています。
戦国時代の元亀2(1571)年に武田信玄、織田信長の戦乱に巻き込まれ、織田信長の命を受けた森長可によって焼き討ちされたと伝えられます。
江戸時代、比叡山から櫻堂薬師に入った永秀・賢秀、また当地を治めた岩村藩の援助によって再興され、現在まで法灯が受け継がれています。
本堂は本尊の薬師如来を安置する薬師堂で、寄棟造り、銅板葺きです。周囲には落縁を巡らせ、内陣には通し仏壇を設けて中央に本尊を安置する宮殿(厨子)を置いています。棟札から寛文7(1667)年に岩村藩の援助を受けて建立したこと、宮殿も併せて造られたことが知られます。江戸時代の記録からは、建築当初はこけら葺きであったとみられ、別の棟札から明治29(1896)年に瓦葺きに、大正15(1926)年に銅板葺きとなったことが知られます。
なお、現在の屋根は平成元(1988)年に葺かれたものです。
仁王門は、、両側に仏教の守護神である仁王像(金剛力士像)を安置しています。入母屋造り、本瓦葺きの単層八脚門で、江戸時代の17世紀初頭の建立と推定され、土岐氏に関連する寺院あるいは屋敷から移築されたとも伝えられています。
現在の門は寛延3(1750)年に本瓦葺きに改められたことなどが、棟札および鬼瓦に刻まれた文字から知られます。
なお、平成20(2008)年にも大規模な修復が行われています。
Photo Canon EOS 5D MarkIV
R5.4.1
住所: 岐阜県瑞浪市土岐町桜堂5728
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