隠岐騒動勃発地・隠岐騒動記念碑（隠岐の島町〔旧西郷町〕）

この地は江戸時代に隠岐代官所（陣屋）の設置された場所で、明治維新後は隠岐県庁、鳥取県隠岐出張所、島根県隠岐四郡役所、隠岐島庁、隠岐支庁等が置かれました。
慶応4（1868）年3月19日、島民の３千人が決起し島民による自治政府を樹立するために隠岐を治めていた松江藩の役人を追い出そうと隠岐騒動が起こりました。
隠岐騒動の際には、この陣屋の攻守を巡って、島民と代官所、松江藩兵との間に激戦が繰り広げられた結果、郡代が追放され、藩兵が引き揚げることとなりました。
追い出した役人に餞別として米、味噌、酒を送った優しい革命でもありました。
島民はこの陣屋を中心に会議所、総会所と称する自治機関を設けて政権を確立しました。
明治2（1869）年2月、隠岐県設置とともに政権は明治政府に引き渡されました。

Photo　Canon EOS 5D Mark IV
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住所: 島根県隠岐郡隠岐の島町西町八尾の一