御旗公園・岡崎城総堀跡・田中吉政像(岡崎市)
岡崎城総堀跡に位置し、田中吉政像もある御旗公園
2023年07月23日
御旗公園は、岡崎城総堀跡に位置しています。
岡崎城は城と城下町を堀や土塁で囲む「総構え」の城でした。
総構えの範囲は東西約1.5km、南北約1.0km にも及ぶ大規模なものでした。
総糖えの堀を「総堀」といい、後が家康の関東移封後に城主となった田中吉政(在城1590-1600年)が初めて
造ったことから「田中堀」とも呼ばれています。この場所は総堀の北辺にあたります。
平成30年(2018)の発掘調査では、総堀の城下町側の土塁及び堀法面が確認されました。土塁の高さは約1.7mで、土塁の上端から堀底まで約2.4mの深さがあります。総堀は甲山の北側から延びる谷地形を利用して構築されていました。総堀構築後の遺跡からは鉄滓(精錬や鍛治の際に排出される不純物)が多く出土し、近接する材木町に多く居住した鍛治職人との関連が伺えます。
御旗公園には田中吉政の像もあります。
田中吉政は、岡崎城主(1590-1600)で、当時菅生川の南にあった東海道を城下に引き入れて、「岡崎二十七曲り」の基礎をつくり、また惣堀(田中堀)を築造するなど、城下町の整備を行いました。
平成22(2010)年3月、岡崎の伝統的工芸品、石製品産業のPRと、「二十七曲り」を歴史観光資源として推進することを目的に、中央緑道の北端、籠田公園の道向かいに設置されましたが、令和2(2020)年9月、中央緑道改修工事(天下の道)に伴い、御旗公園に移されました。
Photo Canon EOS 5D Mark IV(写真上)
Photo Apple iPhone 13 PRO(写真下)
R5.7.1
住所: 〒444-0057 愛知県岡崎市材木町2丁目7
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