大田区立勝海舟記念館〔旧清明文庫〕(大田区)
国登録有形文化財である旧清明文庫を活用・大田区立勝海舟記念館
2023年09月30日
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大田区立勝海舟記念館は、国登録有形文化財である旧清明文庫を活用しながら増築を行い、令和元(2019)年9月7日に開館しました。
海舟の功績や大田区との縁を紹介している、全国初の勝海舟記念館です。
海舟に関する資料の展示などを行っている海舟ゾーンや、海舟の経蔵を設置している旧貴賓室、海舟自身の言葉等から海舟が何を考えてきたかを解き明かす海舟ブレイン、海舟ゆかりの地をモニターで紹介する全国行脚、実物資料等をもとに海舟の一生を辿る海舟クロニクル、海舟が愛した洗足池の紹介や別荘「洗足軒」のジオラマ等を展示する洗足池ゾーン、生命文庫の模型などを展示している清明文庫ゾーンなどがあります。
また、企画展示なども開催されています。
清明文庫は、勝海舟の所や別荘「洗足軒」を永久に保存し、関連図書の収集や閲覧、講義の開催等を目的として、財団法人清明会によって設立されました。
江戸開城60周年の記念日である昭和3(1928)年4月11日に竣工し、海舟の事績を伝える資料展覧会などが行われ、昭和8(1933)年4月18日には、勝家などから寄贈された蔵書の閲覧など、図書館活動が開始されました。
しかし、昭和10(1935)年には活動の終結が宣言されています。
この僅か数年の間に、清明文庫では述べ約400回にわたる講座が開講され、総聴講者は約4万人にも上りました。
清明会活動の終結後も、清明文庫は公会堂として使用され、昭和12(1937)年には、徳富蘇峰が恩師と仰いだ海舟について講演会を行っています。
昭和29(1954)年に株式会社学習研究社が所有し、学研別館として利用。その後昭和51(1976)年には学研の教育研究機関が利用し、幼児を対象とする「モンティソーリ教育」を行い、名称が「鳳凰閣」となりました。
平成24(2012)年には大田区が当該土地を取得し、文化財建築物の寄附を受け、国登録有形文化財として保存、活用を行うこととなりました。
建物は南は2階建て、北は3階建てと構造が異なっている点が特徴です。
建物の南側主要部は2階建てで、1階が関覧室、2階が議堂として使われていました。
一方、3階建ての北側は書庫として使われていました。
階高を抑えて1階から3階へ登る階段を設け、収納空間を確保していたようです。
左右対称の正面中央部に4本の段状の柱型が垂直に伸び、ネオゴシックのスタイルとなっています。柱型の間には、網代組を模した装飾タイルが貼られています。立面は3層に分節され、最上部のコーニスは大きな曲面を描いたエジプト復興式の処理が施されています。外壁の中間部は淡い黄色の洗い出しで仕上げ、外壁の上部と下部は茶色の洗い出しとなっています。
1階の玄関部分は概ね竣工時の様子を残しています。床はモザイクタイル、腰壁には緑黄色の泰山風タイルが貼られています。
スティール製の両開き戸は内開きで、外側には手動式のシャッターを備えています。階段の親柱と手すりは共に木製。玄関と部屋を区切る両開きの扉には装飾ガラスがついています。
(現地説明板などより)
開館時間 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、臨時休館日あり
入館料 一般300円 小中学生100円 高齢者240円
Photo Canon EOS 5D Mark Ⅳ
R5.9.17
住所: 東京都大田区南千束二丁目3番1号
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