洗足池(大田区)
現在は洗足池公園となっている洗足池
2023年09月30日
洗足池は、湧水池であり、武蔵野台地の湧き水をせき止めた池で、かつては「千束郷の大池」と呼ばれ、灌漑用水としても利用されていました。「洗足池」と呼ばれるようになったのは、日蓮聖人が病気療養のため身延から常陸に向かう途中に立ち寄った際に、池で足を洗ったことが由来です。
流れ込む川はなく、付近一帯には農家が作物の洗い場として利用していた大小の湧水が多くあり、用水路を通して池に流れ込んでいました。
洗足池の主要水源となる湧水は4か所あったとされ、現在は清水窪弁財天(東京の名湧水57選の一つ)の湧水が残っています。今も水量が豊富で、浸透管を用いて洗足池に流れています。江戸時代、歌川広重の名所江戸百景『千束の池袈裟懸松』にも描かれた水辺の景観の面影を今も残しています。春はサクラでにぎわい、秋には紅葉を満喫することができます。生物に目を向ければ、冬は渡り鳥の楽園となり、夏には水辺を飛び交うトンボなどの姿も見られます。
洗足池を含む一帯は大田区立洗足池公園となっています。
西岸にかけられた木製の池月橋、水生植物園やボート乗り場があり、池月橋では、和楽器の演奏会「春宵の響」が、架橋を祝って昭和30(1955)年から行われています。
都内有数の桜の名所としても知られ、春には賑わいを見せています。また、池の東南のほとりに大田区立洗足池図書館があります。
Photo Canon EOS 5D Mark Ⅳ
R5.9.17
住所: 東京都大田区南千束2丁目
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