地域の交流・活動の場として活用・二川宿にある商家駒屋
2023年10月28日
商家「駒屋」は、主屋・土蔵など8棟の建物からなり、二川宿で商家を営むかたわら、問屋役や名主などを勤めた田村家の遺構です。豊橋市内に数少ない江戸時代の建造物で、当時の商家の一般的な形式を良く残していることから、平成15(2003)年5月に豊橋市指定有形文化財となりました。
豊橋市では、平成24(2012)〜平成26(2014)年度の3か年で、すべての建物について江戸時代から大正期の姿に改修復原する工事を行いました。
平成27(2015)年より地域の交流・活動の場として一般公開開始されて、イベントなどが行われています。
商家「駒屋」の公開により、二川宿は本陣・旅籠屋・商家の3か所を見学できる日本で唯一の宿場町となりました。
田村家は、元禄4(1691)年に遠江国敷知郡中之郷村(現在の静岡県湖西市)から二川宿へ移り、初め医師を、後に米穀商・質屋を営みました。明和7(1770)年以降に、松音寺門前の瀬古町から新橋町の枡形北側の現在地に移転しました。屋号は駒屋で、当主は善蔵(ぜんぞう)を世襲名としました。代々二川宿内随一の有力者として、宿役人や村役人を勤めました。また、安政2(1855)年には、幕府への献金によって苗字を名乗ることが許されました。
9代当主の善蔵苗政(みつまさ)(1830年~1891年)は、幹皋(かんこう)と号し、家業や公務の傍ら、書、遠州流生け花、崋椿系南画、売茶流煎茶、俳諧など、多くの教養を身に付けた文化人としても活躍しました。
近代に入ると、10代当主の善蔵(邦三郎 1861年~1921年)は、二川郵便局長や渥美郡会議員などの公職にも就くとともに、諸種の会社要職を歴任しました。11代当主の憲造(1889年~1953年)は、薬学の道に進んで東京帝国大学教授・医学博士となり、心臓注射液ビタカンファーを創製しました。
敷地内には蔵カフェ「こまや」、駄菓子・雑貨・お土産「ふたこまや」などがあります。
開館時間 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日 毎週月曜日(祝日または振替休日の場合はその翌平日)
12月29日~1月1日
蔵カフェ「こまや」
営業時間:11:00〜16:30
(オーダーストップ16:00)
*ランチタイム:11:30〜13:30
「ふたこまや」
営業時間
平日 9:15~16:30
土日祝 9:00~16:30
Photo Canon EOS 5D Mark Ⅳ
R5.10.14
住所: 〒441-3155 愛知県豊橋市二川町新橋町21