琴崎八幡宮(宇部市)
お守りの数が日本一ともいわれる琴崎八幡宮
2024年02月08日
琴崎八幡宮は、八幡神〔品陀和気命(応神天皇)・足仲津比古命(仲哀天皇)気長足比女命(神功皇后)〕を主祭神とし、宗像三女神(多紀理比女命・多紀津比女命・市杵島比女命)を配祀する神社です。
社伝によれば、貞観元(859)年、行教が宇佐から石清水へ八幡神を勧請する途中で宇部郷琴芝の浦に寄航し、御分霊をこの地に留めました。里人は御神徳を景仰して琴芝村八王子に祠を建立し、霜降城主厚東氏からも城南の鎮守として代々尊崇されました。
寿永3(1184)年厚東氏七代目・武光が長門国守護職に任ぜられると、その地を訪れ、新たに社殿を建立するよう命じ、社地は西の宮に遷され社殿を造営し祭事を奉仕し代々崇敬されました。
のち、大内弘世が長門国守護職となり、永和3(1377)年僧の性禅と祀職の豊住がご神託を受けて西の宮から琴崎の地に奉遷されました。
藩主毛利氏の崇敬は更に篤く、永禄9(1566)年社殿造営にあたり、毛利元就は笠雲禅師を参拝させ寄進されました。領主福原氏は代々崇敬篤く、社領を献じ、元禄10(1697)年には、福原広頼が社殿を改造し奉られました。福原越後は、常に当社に参籠し国事の遂行を祈請されたと記録に残ります。
明治6(1873)年に郷社に列し、昭和13(1938)年に県社に昇格しました。昭和41(1966)年7月、神社本庁の別表神社に加列されました。
琴崎八幡宮は、おまもりを928種類〔令和5(2023)年1月現在〕頒布する神社であるということにより、その種類は日本一ともいわれています。
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R5.12.29
住所: 山口県宇部市上宇部571
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